カビナイコート!! 印刷上にて抗菌剤を塗布することに成功しました
カビナイコート
カビナイコートとは、グラビア印刷上にて抗菌剤を塗布することに成功したコート剤です。
また、人体に有害とされる添加剤や溶剤を使用しておりませんので、食品向けに使用することを可能としました。
これまでにない効果と持続力これまでにない効果と持続力
抗菌剤の新しい技術により、一般建物内に存在する約60種類のカビの全てを含む、幅広い種類
の菌に効果が期待できるようになりました。また、バクテリアに対する抗菌作用に加え、これまで
難しいとされてきた真菌(カビ)にも抑制・防止効果を発揮するとともに 、非流出系である為、
成分が減少する事なく効果が長時間持続します。
抗菌のメカニズム
●カビナイコートに触れる事によって、菌の核の細胞壁を破壊します。
●細胞壁を破壊された菌の核を仮死状態にします。
●仮死状態の菌は、死滅していくまでの間、同種菌に対し危険信号を伝達します。その結果、生育
に必要な栄養分等を得られなくなり、やがて死滅していきます。
消臭や防臭効果が期待できます
●カビの嫌な臭いは、増殖するために胞子が分裂する時に発生します。しかし、カビ自体の活動を
停止させる為、増殖が止まり、カビ臭はなくなります。
●一般生活の悪臭の中には、バクテリアやカビなどの菌が作用して、その悪臭の原因物質を発生
させていることも少なくありません。その悪臭に関連している菌を死滅することによって、
原因物質がそれ以上いなくなれば消臭、未然に菌の発生そのものを防げば防臭が期待できます。
抗菌の特徴
●菌を寄せ付けないようにするメカニズムなので、死滅していく菌は最小限になり、菌が拮抗
して耐性を増していく可能性は低くなっております。抗菌剤が単独ではなく複合剤なので、
に1つの成分に耐性菌が発生しようとしても、他の成分の力によって抑えることが可能に
なりました。これらの結果、耐性菌が非常に出来にくくなっております。
●菌を寄せ付けないメカニズムなので、低い濃度でも効果が期待でき、これによって使用量が
少なくてすむ事から、コストの抑制を可能としております。
●大腸菌及び黄色ぶどう球菌に対する抗菌力試験で、JIS規格の定める基準値を満たしており、
抗菌商品として取り扱えます。
●包装容器の規格試験において基準値を満たしており、容器の一部としての安全性があります。
●カビナイコートに使われている抗菌剤自体は、「急性経口毒性試験」「皮膚刺激性試験」
「皮膚感作性試験」「復帰突然変異試験」「眼刺激性試験」に対しての安全性を獲得しております。
●溶剤においてもアルコールを主成分とするものを使用しておりますので、安全性に問題は
ございません。
カビナイコートの使用について
●一般的にグラビア印刷に適した素材なら、ほとんどの物でカビナイコートの塗布が可能です。
●カビナイコートは、抗菌性以外にも防曇効果や剥離性があり、フィルム同士のくっつきを防ぐ
こともできます。
●ヒートシール性をほとんど阻害することが無い為、一般的なヒートシールが可能です。
また一般的な物であれば製袋することも可能です。
●ほぼ無色透明で透明性をほとんど阻害しません。無臭ではありませんが強い臭いを発する
ことはありません。
●カビナイコートは菌の繁殖を遅らせていく補助的な製品です。食品に菌が付着していると、
菌の繁殖速度によっては効果が期待できないことがあります。アルコール製剤や脱酸素剤の
代用になるものとは異なりますので、使用にあたっては注意が必要です。
●カビナイコートは容器の一部として安全性が証明されているものです。食品添加物としては
認められておりませんので、表記等にはご配慮が必要です。
●カビナイコートは特性上高い持続性をもっているので、一般的な環境下においては長期間の
保存が可能です。但し、高温の液体の中やそれに順ずる環境(ボイルやレトルト加工)では
使用できません。
●食品に対する賞味期限を伸ばす事を前提としておりません。あくまで食品のもともとある
賞味期限内での外部からの菌の侵入や製造時の菌の付着を防ぐことなど品質の向上を目的と
しております。