ビニール袋の形について-合掌タイプ、三方タイプ、平袋タイプ、チャック付きタイプ、スタンドタイプ、サイドシールタイプなどさまざまな形がございます。
普段何気なく使用しているビニール袋にはさまざまな形があります。
ネットで購入しようとした場合に例えば合掌タイプとか三方タイプとか書かれていても何のことかわからない場合もございます。
そこで簡単に説明していきます。
合掌袋とは
菓子などの比較的簡便な包装に適しています。
背貼りを利用して開封時のつまみを作り、開封しやすくなっています。表面にシール部分が少ないので、見栄えが良いのが特徴です。
三方袋とは
底面と両側面の三方がシールされている平袋です。
外観特性に優れ、小容量包装に適しています。内容物充填後は四方シールになるため、開封のための開封端を設けやすいのが特徴です。充填シール後の形状から四方シール袋と呼ぶこともあります。シール強度、シールの密封性(シールの完全性)があります。
袋の表面が比較的平滑であり、しかも広面積なので、購入者への情報量を多く必要とする内容物包装に適しています。
多面取、ボイル、レトルトが可能です。
平袋ピロー袋とは
平袋とはマチや折込といった加工がなく内容物を入れない状態で平らに見えるもの、紙の封筒のような形状をさします。
ピロー包装とは、ピロー(pillow)マクラ(枕)、フィルムを枕状にした形の袋です。合掌袋やインフレーションチューブ袋も含む形状です。
チャック袋とは
何度も開けたり閉じたりする簡易封が付いた袋です。
有名なものとしてセイニチチャック袋がございます。以下代表例としてポリエチレン製のユニパックをあげておきます。
チャック袋の代名詞のユニパックです。ユニパックとはチャック袋を開発したセイニチ(生産日本社)の商品名です。ポリエチレン素材のチャック袋のシリーズです。他にも素材によってラミグリップ、ラミジップ、ミニグリップなどのシリーズがあります。チャック付きですので何度も開閉可能です。ただし簡易封ですので液体や気体遮断までの完全密封はできません。 現在、世界中で愛用されているチャック付き袋は、セイニチが開発した製造ノウ・ハウに基づくものです。日本製ですので海外製品とは信頼性が段違いです。
ユニパックサイズと使用例
A-4 (紙サイズB9) 印紙、切手、ふりかけ、文具小物、ボタンなど
B-4 (紙サイズA8) アクセサリー、印鑑、カギ、クリップなど
C-4 (紙サイズB8) カード、薬、コイン、釣具、ネジなど
D-4 (紙サイズA7) 運転免許、化粧品、ティッシュ、定期券など
E-4 (紙サイズB7) アメ、カセットテープ、写真、ハンカチなど
F-4 (紙サイズA6) 写真、食肉、通帳、ハガキ、保険証など
G-4 (紙サイズB6) おしぼり、靴下、サンドイッチ、洗面道具、手帳など
H-4 (紙サイズA5) ビデオ、文庫本、旅行用品など
I-4 (紙サイズB5) 書類、ノート、旅行小物など
J-4 (紙サイズA4) シャツ、タオル、取扱説明書、文献、保証書など
K-4 (紙サイズB4) 衣類、タオル、図面など
L-4 (紙サイズA3) 衣類、タオル、図面など
ガゼット袋(GZ袋)とは
ガゼット(gusset)とは横に折込のマチがある「マチ付き」を意味し、マチ付きの袋をガゼット袋(GZ袋)といいます。
マチがあるので、内容物を充填した場合に立体的になり。自立した状態で陳列することができます。また、マチのない袋と比較すると容量が大きくなりますので、大容量の内容物を包装することができます。
例としてカステラやお茶の袋としてよく採用される型です。
スタンド袋とは
液体・粘体物の包装において、袋自身が自立する事で陳列性と卓上性、ディスプレイ効果に優れます。また、充填物や使用方法に合わせてノッチ開封やチャック・口栓等が取り付けできるため、幅広い用途に使用可能です。
洗剤をはじめトイレタリー製品など日用品の容器では、製品を使用する際の本体容器に加え、詰め替え容器としてこのスタンディングパウチを採用するケースが増加しています。
例としてセイニチラミジップアルミスタンド セイニチ透明ラミジップスタンドがらあります。
サイドシールとは
一枚の原反を底の部分で折り返し、袋の両端でシールしています。
すき間が無いので小さな物を入れてもこぼれることがありません。OPP袋と呼ばれることもあります。
例としてクリスタルパックがあります。
キャップ付きとは
ウィダーインゼリーの袋のイメージです。
透明、白色、アルミ銀色タイプがあります。
本体はビニール袋となるためペットボトルに比べ捨てる時に小さくなり便利です。
ペットボトルと同じキャップ仕様もあり、ボイル殺菌も可能です。カウパック製となります。