ポリメチルペンテン(PMP)

ポリメチルペンテンは、4-メチルペンテン-1を主原料としてチーグラ触媒を用いて重合された樹脂です。
 ポリメチルペンテンは、ポリエチレンやポリプロピレンに比べ、耐熱性、透明性、離型性、ガス透過性に優れ、射出成形、および押出成形に対応が可能です。
 ポリメチルペンテンの用途は、主に医療容器、食品容器・包材、産業材の3つです。
 医療容器関連用途としては、血液分析用セル、プレフィルド注射器、血液バック、医療用コネクタ等、主に耐薬品性、透明性が活かされています。
 食品容器・包材用途は、耐熱ラップ、青果用鮮度保持包材、電子レンジ食品等、耐熱性、透明性、ガス透過性を活かした用途に使用されています。
 産業材用途は、プリント基板用離型フィルム、PET合成紙改質材、ゴムホース製造用シースおよびマンドレル等、耐熱性、離型性を活かした用途に使用されています。

参照:ポリ衛協