低密度ポリエチレン

(Low Density)は、略してLDPEとも呼ばれています。製造の際、エチレンに1000?3500 気圧の高圧を加えられるので高圧法ポリエチレンとも呼ばれています。この方法で製造されたLDPEは、長鎖分岐や短鎖分岐がたくさんできるので、密度が低くなります。
 LDPEは(1)低温でヒートシールができる、(2)透明なフィルムができる、加工性が良いなどの特徴を持っていますので、紙と張り合わせたポリエチレン加工紙として、牛乳、ジュースなどの容器フィルムとして生鮮食品などの軽包装など多岐にわたって使用されています。また、ポリエチレン成形品としてマヨネーズ、ケチャップのスクイーズボトルや容器のふた、びんのキャップなどに使用されています。
 その他、電線被膜、農業用フィルム、さらに最近では医薬用容器(点眼、アンプル)など多岐にわたっています。

参照:ポリ衛協