脱酸素剤のしくみ 酸素を吸収し、真空状にして 食品などの酸化劣化を防ぐもの

2013年10月16日

脱酸素剤のしくみ

脱酸素剤とは鉄が酸素と反応して錆びる(=酸化する)原理を応用して、
フィルムなどで密封された包装容器中の酸素を吸収し、真空状にして
食品などの酸化劣化を防ぐものです。
金属探知機対応の鉄でなくビタミンCの有機系を主成分とするタイプもございます。

空気中には酸素が約21%、窒素が約78%の割合で存在し、窒素は食品に
影響を与えないため、酸素部分のみを吸収して、食品の酸化劣化を防ぎます。

機械の真空包装機がなくても同様の効果をもたらすのが脱酸素剤です。

似ているが異なるものとしてシリカゲルやアルコール揮散剤、保冷剤などが
ございます。