軟包装水性フレキソ印刷

目次

環境問題に対応

コンビニエンスストア、スーパーマーケットなど小売店独自のブランドで販売される商品《プライベートブランド》などに商品開発が移行するなど、多品種・小ロット・短納期が流通業界に求められています。

時代のニーズに対応

社会的なニーズに応える『軟包装水性フレキソ印刷』を提案していきます。環境問題への関心が高まる今、フレキソ印刷は厳しい環境基準(大気汚染防止法)を大幅にクリアしています。それは、フレキソ印刷が凸版を使用する(グラビア印刷は凹版)印刷方式を採用、インキの使用量を大幅に削減することを可能にしたからです。インキの使用量の削減は「VOC排出量の削減」「乾燥にかけるエネルギー(CO2)削減」さらに「コストの削減」へと結びついています。

製品の安全性に対応

フレキソ印刷の水性インキはアルコール含有率5%前後と少なく、VOC排出量の削減、そして製品の安全性へと結びついています。5色(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック・ホワイト)のインキに限定したプロセス印刷方式は、インキの換え作業を軽減し省エネルギーにも貢献しています。

水性グラビア印刷と水性フレキソ印刷との違い

グラビア印刷が凹版を使用する印刷方式に対し、フレキソ印刷は凸版を使用します。また、グラビアシリンダーに代わり、樹脂版を使用、インキはアルコール含有率5%前後の水性インキを使用します。フレキソ印刷方式は、『ドクターチャンバー方式』を採用。
チャンバー内に循環されたインキをアニロックスのセルにインキを満たし、下刃にてインキを掻き、樹脂版に転移させ、フィルムは圧胴ローラーと樹脂版で挟み込まれ、インキが均一にフィルムへ移るよう、樹脂版と圧胴が少し触れる距離(キスタッチ)にして、フィルムにインキを転写させます。

水性グラビア印刷と水性フレキソ印刷との違い

1) 水性グラビアと同様 スミ・シアン・マゼンタ・イエロー・白のプロセス5色の掛け合わせにて再現。
特練りインキは使用できません。
2) 印刷原紙については、OPP, PET,NY等、様々なフイルムに印刷が可能となります。
バリアタイプ・特殊フィルム等につきましては、弊社営業とご相談ください。
3) エンドレス(連続)柄は印刷不可。(※下記図参照)
(板状の樹脂版を円筒のマンドレルに張り込む際、継ぎ目が発生する為。)
天地2ミリの無地が必要となります。
4) 印刷原紙巾が狭い為、PEラミネートは、弊社営業とご相談ください。