ポリ塩化ビニリデン(PVDC)
塩化ビニリデンと塩化ビニルとの共重合体を通常、ポリ塩化ビニリデンと言っています。
1838年にフランスの化学者ルーニョによって塩化ビニリデンモノマーが発見されました。1939年ごろアメリカのダウ・ケミカル社によって工業化され、日本では1952年、旭ダウが、また、1953年には呉羽化学が工業化しました。
ポリ塩化ビニリデンの特徴は気体や水分の透過性が非常に小さく、耐熱性、耐寒性に優れていることがあげられます。
この特徴を活かして、家庭用ラップフィルム、ケーシング用フィルムとして水産加工品などの包装に、外装用としてハム、ソーセージなどのほか、コーティング材としても使用されています。
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