袋を密封するシール機の選択について

フィルムの材質・厚み・袋の形体などそれぞれの商品の特徴に合わせ、効率良く早く美しくシールができる最適なシール機をお奨めしております。

シール機とは、熱により袋を封印・封緘する機械をいいます。近年においては、シール機もシールの他、印字装置や脱気装置など用途に合わせて充実した装備を取り揃えております。

シール方式は、大きく分けてヒート方式(熱板式)とインパルス方式があります。それぞれの方式に長所と短所があり、その特徴を知っておくことはとても大切なことです。

お客様がシール作業を快適に行えるよう用途に適した機種をお選びください。

 

ヒートシーラー熱板方式
長 所 熱板のシール温度は、温度調整器によって常に安定しており、特にラミネートフィルムには、短いシール時間で、効率良く幅の広いシールができる。日常的消耗品が少なく連続作業が可能。長時間使用されても常に一定のシールができ、熱ムラはありません。歯型シール模様ヨコメ・アミメ他の熱板で厚手の袋もシール可能。
短 所 電源を入れてシール設定温度になるまで、スタート時のみ少し時間がかかります。PE・PP等単体フィルムはシールできません。(※一部の機種を除く)

ポリエチレンシーラー、PE・PP単体フィルム専用ヒートシーラーがあります。
ヒートシーラー

 

インパルスシーラー方式
長 所 電源を入れるとすぐシールができる。ポリエチレンからラミネートフィルムまで幅広い用途に使用可能。多品種少量包装・店頭・水物シールに最適。
短 所 袋の厚み・包装形体によりシール困難なもの有り。消耗品が多く、使用頻度が高くなるほど交換が必要となる。シール時間が長いので作業効率は良くない。(高速性を必要とする自動包装機に採用されない理由である)連続作業には熱ムラも有り、あまり適さない。
インパルスシーラー

 

エンドレスシーラー
長 所 ヒートシーラーなので、PE・PPからラミネートフィルムまで温度調整とスピード調整により幅広いシールができる。シール機の中において、性能的・機能的にみてもこれ以上の機種はありません。また、印字装置・脱気装置・カウンター等装備面も充実。
短 所 シール機の中では、大型機のため作業スペースが必要とされる。
※ 小スペース向け、卓上エンドレスシーラーMED有り。
エンドレスシーラー