レトルト殺菌(100℃超)に使用できる袋が、ボイル殺菌(100℃以内)に使用できないのはなぜ?
レトルト殺菌に使用されるフィルム(CPP)は耐熱性に優れますが、ボイル殺菌に使用されるフィルム(LLDPE)と比較し耐圧強度が大きく劣ります。
レトルト殺菌は装置内の圧力調整により袋の熱膨張を最小限に抑えられる仕組みになっております。ボイル殺菌装置の多くは圧力調整ができず袋に大きな負荷が加わってしまい、破袋の危険性が非常に高くなります。
このためレトルトタイプの規格袋はボイル殺菌不可とさせていただいております。ただし、圧力調整のできるボイル殺菌装置の場合は使用可能です。