熱可塑性プラスチック
加熱すると、軟化して加工できるようになり、冷やすと固化する樹脂をいう。熱可塑性樹脂は線状構造であるため、加熱すると軟化し、冷却すると固化し、これをくりかえすことができる。したがって熱硬化性とちがい不良成形品の再利用化ができる。 ...
導電性プラスチック
導電性を示すプラスチック。導電率10-5v/cm以上の半導体領域以上の導電性を示すものをいう。大別するとカーボンブラック、銀、銅などの導電性微粒子との複合化により、電子ホッピングサイトの生成と、導電路の形成により導電性にするものと、ポ ...
耐溶剤性
一般に極性のプラスチックは吸水率も大きく、水を含むと強度の低下、透明性の低下、膨張などを起こす。これに対し溶剤に対して侵されにくいものが多い。たとえばPA66、アイオノマー、ポリウレタンなどは、水に弱いが耐溶剤性はすぐれている。またア ...
耐薬品性
プラスチックでは、金属のように水分などにより錆びる現象は少ないが、有機溶剤や強酸、強アルカリに侵されるものがある。しかしフッ素樹脂、PE、PP、POMなどのように薬品に侵されにくいものも多く、特に塩類にはほとんど侵されない。プラスチッ ...
帯電防止剤
プラスチック、ゴム、繊維の表面の電気抵抗を小さくして、静電気の発生による帯電を防止するために成形材料に添加したり、表面に塗布する副資材をいう。界面活性剤、無機塩、多価アルコール、金属化合物、カーボンなどがある。
合成樹脂
天然樹脂に対して、人為的に合成された樹脂状のものを当初、合成樹脂といったが現在では、プラスチックと同じ意味に使われている。大別して熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂に分けられる。