LZスタンドとホルマリン液について

ラミジップスタンドLZタイプの病理組織保存および輸送容器への応用について

本製品は病理組織保存、輸送用に開発されたものではありませんが、病理用ホルマリン液(ホルムアルデヒト原液の10~20%希釈液)を入れての固定容器として応用できます。
ラミジップLZタイプは検査機関から送られてくる検体輸送用容器として使用されている実績もございます。ただ同様なタイプの他社製チャック袋の中にはホルマリン液を入れると液漏れを起こすものもございます。

本来、本製品は病理組織保存、輸送用に開発されたものではありませんので、使用されるにあたっては下記注意点を記載させていただきます。

  • 袋は使用前、使用後とも冷暗所に保存してください。
  • 病理組織をいれた後は、口を二重にヒートシールし(ガス滅菌用のシーラーか市販の小型シーラーが必要)確実に密閉してください。チャックのみでの保存、輸送は絶対に行わないでください。
  • 密封後強い圧力をかけないでください。破損の原因となります。内容量にもよりますが、診察台ほどの高さから落下させると破袋することがあります。
  • 長期保存の可能期間は不明ですので(本チャック袋に病理用ホルマリン液を入れ3年間冷暗所に保存しておいたもの、また実験的に野外6ケ月放置しておいたものにおいて液漏れ等の問題は認めれていないが)、長期保存をする場合にはプラステック製の容器やガラスビンでの保存をおすすめいたします。
  • 輸送される場合は、容器に圧迫が加わらないように考慮していただき、万が一容器が破損、液漏れした場合に外部に漏れ出さないように二重パックしてください。
  • ホルマリンは劇薬であり、郵送は本来禁止さているが、医師、歯科医師、獣医師が郵送することは認められております。
  • 厳重に梱包し、ワレモノ、貴重品扱いとしてください。

なお、使用実績はございますが、保証するものではありませんので使用する前には十分なテストを行なってください。