木版印刷
木の板に書画を彫り、それを版とした印刷。室町末期までは仏画が中心。近世初頭に朝鮮から木版活字が輸入され、書籍などの印刷を促した。
特殊印刷
活版印刷・オフセット印刷・グラビア印刷以外の印刷法。
転写印刷
文様などを印刷した転写紙を、表面にニスやゼラチンを塗ったガラス・陶器・金属・木材などに貼り付け、紙の裏から水分を与えて転写する方法。
石版印刷
石版石を版材とした平版印刷。研磨した石面に墨やクレヨンで直接文字や絵をかくか、転写紙にかいたものを転写して製版し、水と油の反発性を応用して印刷する。1798年ドイツ人ゼーネフェルダーが発明。現在は美術作品の印刷に用いられる程度。
静電印刷
静電圧により粉末インクを磁化し、対象物に付着させて印刷する無圧印刷法。形状が複雑なものの表面の印刷に用いられる。
スクリーン印刷
〔screen printing〕孔版印刷の一。木または金属の枠に張った絹・ナイロンなどを版材とし、画線部は細かい織り目を通してインクを定着させる印刷法。版画・標識・インテリア-デザインなど幅広く応用されている。初め、スクリーンに絹を ...
シルク-スクリーン印刷
孔版印刷の一。木または金属の枠に張った絹・ナイロンなどを版材とし、画線部は細かい織り目を通してインクを定着させる印刷法。版画・標識・インテリア-デザインなど幅広く応用されている。初め、スクリーンに絹を用いたところから、シルク-スクリー ...
孔版印刷
謄写版・スクリーン印刷などで、画線部に版の裏側からインクを滲出させて印刷する方式の総称。孔版。
活版印刷
凸版印刷の一。活版を用いて印刷すること。また、その印刷物。鉛版・樹脂版・写真凸版などを版とする印刷をも含めていう。