アルミ袋とアルミ蒸着袋はどう違うのですか。
お問い合わせ内容
つや消しアルミ袋とか光沢アルミ袋とありますがアルミ袋とアルミ蒸着袋はどう違うのですか。
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回答
アルミ袋(以下アルミ箔)は紙やフィルムを貼り合わせて包装材料などに使われていますが、これとよく似たものに、フィルムにアルミを蒸着した素材があります。スナック菓子などの包装や、キラキラした装飾用資材、風船などにも使われているアルミ蒸着品は、外観が似ていて見分けがつきにくいのですが、アルミ箔とは製造方法がまったく異なり、材質特性にも大きな違いがあります。
「アルミ蒸着」は、アルミニウムを高真空状態で電子ビームや高周波誘導などによって加熱蒸発させた微細粒子をフィルム面に付着させたもので、粒子と粒子の間には隙間があります。これに対し「アルミ箔」は、アルミニウムの塊をロールで薄く延ばして作られたものであり、光、空気、水などの透過を防ぎます。写真フィルムの包装、お茶やコーヒーの密閉包装、レトルト食品の包装などにアルミ箔複合材が使われているのは、そうした材質特性があるからです。
<アルミ箔とアルミ蒸着の見分け方>
1:丸めて握り、開いてみる。元に戻りにくいのがアルミ箔。
2:光にかざして見て、透けて見えないのがアルミ箔。
参考:日本アルミニウム協会