脱酸素剤(エバーフレッシュ)よくある質問

タイプ選定はどうしたら良いですか?

下記 参考例です

開封前なのに外袋に空気が入っているものは使えますか?

使えません。通常開封前は真空状態で外袋はガチガチとなっており、空気は入っておりません。空気が入っていても検知剤はピンクのままで無酸素を示す場合がございますが中の脱酸素剤数の吸収力のほうが上回って検知剤がピンクのままと思われます。

不具合品となりますので6ケ月以内でしたら良品と交換させていただきます。

冷凍状態でもエバーフレッシュは使えますか?

酸素吸収時間が極端に遅くなり、休眠状態になります。作業される場合は半日ほど、室温にて酸素吸収を行なって、その後冷凍することをお勧めします。

適正なサイズのエバーフレッシュを使うと商品がギュッと締まるので、エバーフレッシュのサイズを小さくしたいのですが・・・

エバーフレッシュは適正な時間内に容器内を脱酸素状態にすることで、その効果が発揮されるよう設計されています。適正なサイズより小さいものを使用すると、脱酸素状態に達する時間が遅くなったり、容器内に酸素が残って十分に効果を発揮することができません。商品の収縮対策には大きめの袋を使用したり、空気を多めに残すようにシールする、あるいは窒素ガス置換包装を併用するなどの方法があります。

少量ずつエバーフレッシュを使うのですが、外装袋を何回も開閉しても良いですか?

エバーフレッシュが何回も空気に触れることになり好ましくありません。できるだけ、開閉の回数は少なくして下さい。少量ずつ必要な場合は、100個に小分けしたタイプをご用意しています。小ロットで作業性も良いことからお勧めです。

包装作業時にエバーフレッシュが熱くなることがありますが大丈夫でしょうか?

自然反応型のエバーフレッシュで外装袋を開けたまま放置したり、バラ品を外装袋から一個ずつ取り出して使っていると、エバーフレッシュの反応熱が外装袋内にこもって熱くなります。性能が低下しますので、必ずトレイなどに必要量を移してエバーフレッシュ同士が重ならないように広げてお使い下さい。外装袋に残っているものは先に熱シール機でシールを行なうことで、発熱がおさまります。ただし、熱くなり外装袋内で水滴がつくような状態の場合は反応がかなり進んでいますので、ご使用にならないで下さい。

エバーフレッシュを入れた食品の袋が賞味期限内なのに次第に膨らんできました。

食品の発酵により炭酸ガスが発生したものと考えられます。発酵は酸素が無い状態でも繁殖する酵母などによって起こります。脱酸素剤では防ぐことはできません。この場合、初発菌数を抑えることが重要で、食材の保管状況の見直し、作業環境や包装工程の衛生管理を高めることで予防が可能です。

子供が食品に同封してある、鮮度保持剤の小袋を誤って食べてしまいました。袋には「食べられません」と書いてありますが、心配ないでしょうか?

脱酸素剤、シリカゲル乾燥剤、エタノール揮散剤、保冷剤の中身の粉末を誤って食べたり、食物と一緒に煮込んで食べた場合、特に異常がなければ特別な処置は必要ありません。異常がある場合は医師の診断を受けて下さい。 石灰乾燥剤は発熱反応とアルカリ性によって粘膜を刺激する作用があります。誤って 口にした場合はうがいで洗浄して、できるだけ早く医師の診断を受けて下さい。 食物と石灰乾燥剤を誤って一緒に煮込んだ場合、乾燥剤の原料が水に溶け出していれば、煮込んだ食品は食べないで下さい。袋内の石灰が水に溶けると水酸化カルシウムになります。毒性は低いですが、食品の味が変化していることがあります。

「食べられません」の中味は何ですか?

エバーフレッシュ(脱酸素剤):主成分は鉄粉とゼオライト、食塩、活性炭です。鉄粉は酸素を吸収するために使い、ゼオライトは天然鉱石で保水剤として使用します。その他の材料は酸素吸収を促進させる補助剤となります。その他にもビタミンCを使ったものもあります。
ドライカル(石灰乾燥剤):成分は酸化カルシウム(生石灰)です。また、長期間使用後は湿気を帯びて水酸化カルシウム(消石灰)に変化します。外観は粒状から粉末状へ変化します。
シリカゲル(乾燥剤):主成分は二酸化ケイ素です。ガラス状の粒に微細な孔が開いていて湿気を閉じ込めます。
ファインパック(保冷剤):主成分は水とアクリル系の合成樹脂(吸水性ポリマー)です。吸水性ポリマーが水を保持してゲル状の形態になります。
アルベール(エタノール揮散剤):主成分はエチルアルコールとシリカ化合物です。エチルアルコールは食品への直接添加・噴霧などの方式で汎用されており、シリカ化合物は医薬品の材料に使用されるような安全性の高い素材です。

ゴミとして捨てる時にはどうしたら良いですか?

いずれの包装材料ともプラスチックフィルム(紙を含んだ)と内容物からなります。各市町村のルールに従って廃棄して下さい。