中空成形法(blow molding method)

プラスチックボトルや容器類のように中が空洞の成形品を製造する際に用いられる最も代表的な成形法。まずパリソンと呼ばれるパイプ状の成形品を加工し、これに空気を吹き込んで最終成形品とするのが基本で、押出機で底のないパイプ状のパリソンを成形し、2つ割りの金型で挟み込んでパリソンに底を付け空気で膨らませる押出ブロー成形と、射出成形によって底のあるパリソンを成形し、金型の中で空気を吹き込んで成形する射出ブロー成形とがある。洗剤、シャンプー、清涼飲料等のボトルから灯油缶のような比較的大きな容器の製造まで幅広く用いられている。